公開日: 2022年3月24日
戦後70年以上にわたり、金沢市立小学校連合体育大会や地域の運動会で受け継がれてきた金沢の伝統集団演技「若い力の演技」が、金沢市のスポーツの歴史を語る上で欠かせない事実として令和4年3月23日(水)に実施された金沢市スポーツ推進審議会において「金沢市スポーツ遺産」に認定されました。
若い力の演技は、昭和22年に金沢市を中心に開催された第2回石川国体において、スポーツの歌として制作された「若い力」に合わせて、当時、小学校の教員だった稲場四郎先生と勝尾信子先生らによって創作されました。
敗戦の痛手を負い、復興半ばで開催された国民体育大会。
若い力の演技には、これからの日本を背負う若い人たちに、平和で明るい未来に向かって夢と希望をもってほしいとの思いが込められているそうです。
令和2年9月、金沢市スポーツ事業団は、コロナ禍で日本中が元気をなくしている状況から、この若い力の演技に込められた思いとともに日本中に“元気”を発信する「若い力プロジェクト」をスタートさせました。
それから約1年半が経ち、若い力の演技は金沢市スポーツ遺産に認定されました。
私たちは、若い力の演技が、金沢市民の「宝」としてこれからも末永く受け継がれていくことを願っています。