第2回国民体育大会の評価

石川県の功績は大きい

大日本体育会 清瀬理事長

「石川県が悪条件を克服してよくここまでやって本当に感謝している。連日好天気に恵まれこの成果をあげたことはスポーツに関心の少ない石川県民のスポーツ観を向上すると共に他府県に対してもよい刺激を与えたことと思う。次期大会の招致運動がとみに活発になったことが証左である。選手の宿泊、運輸の点に不備なところがあったがあらゆる困難にたえて行くところに新生日本の国民体育大会の意義が存するのであって選手諸君はそのいみで辛抱していただきたい。記録的な面からみてもっとも痛切に感じたことは食糧事情の悪いことではなく運動具の不足である。そのことは陛下も御気づきになっておられ私からも申しあげておきました。」(①79頁

戦後間もない時期ということもあって、スポーツをする環境や用具がまだまだ整っていないことが懸念されています、そんな中にあっても関係者の努力で無事大会を成功させたことに高い評価をされています。

国民体育大会の歩み(都道府県体育協会連絡協議会 出版)の「国体の思い出」の中で、清瀬氏は「石川県が第2回の開催を引き受けたことが、国民体育大会の地方開催にメドを付け、これで国体が軌道に乗ったと言っても言い過ぎではない。の功績は大きい。」と述べています。

金沢市運動場(金沢市営陸上競技場)の評価

日本陸上競技連盟 平沼会長

日本陸上競技連盟 平沼会長によると、「金沢市は全国的にみても大都市とはいえない。その金沢市が短時日にあれだけの競技場を作ったということは実は私も驚いている。競技場の生命ともいえるアンツーカーの細粉に何か特殊なものを混合してつくってあるというが硬度点も現在のわが国では最上のものだと思う。陸上競技の初日は連日の雨があがってコンディションはすばらしかったが、こんな天候のためばかりでなく排水の具合も結構だったと思う。フィールドの割り振りもうまくいっているし将来のグラウンドはみなこんな設計で行くべきだと思う。」(①79頁)という非常に高い評価のコメントを残しています。