金沢市立小学校連合体育大会 と 若い力

金沢市立小学校連合体育大会とは

金沢市立小学校連合体育大会は、金沢市立小学校の6年生全員が一堂に会し、運動に親しみ、心身ともに健全で調和のとれた人間形成を目指して行われます。

また、設備の整った競技場で力や技を競い、運動文化を継承し、スタンドとグラウンドが一体化することによって生まれる感動を味わわせることを目的にしています。

特に若い力の曲に合わせての集団演技は、演じる子供たちはもちろん、観客にも感動を与え、生涯忘れることのない思い出となっています。(

この大会は明治19年に始まったとされていますが、参加児童の輸送バスや競技場近隣の交通事情から昭和46年を最後に全校が一堂に会しての大会ではなくなり、市内7ブロックに分かれての開催になりました。

その後、平成3年度の第46回石川国体(2巡目)開催を契機に再び金沢市営陸上競技場に全市立小学校6年生が集まって開催することになりました。

平成3年度は雨で中止となりましたが、平成4年9月9日に全市立小学校6年生5,350人が再び金沢市営陸上競技場に集まり、若い力の集団演技と運動会を開催し今日まで続いています。

小学校の先生方の熱意によって築かれた伝統

若い力の演技は金沢市立小学校の教育課程(表現運動)となっており、児童全員が学んでいます。

金沢市小学校教育研究会体育部会の先生方を中心に、各小学校の先生方が情熱を持ち熱心に演技指導を続けられていることで金沢市の運動文化として継承され、深い歴史が築かれています。

北國新聞(平成25年9月26日(木)朝刊より)

金沢市立小学校連合体育大会年表

昭和22年

第2回国民体育大会(石川国体)

金澤市運動場(現 金沢市営陸上競技場)での開会式後、市内小学6年生男女約4千名が若い力の演技を初披露

昭和25年度~昭46年度

小学校連合運動会

金澤市運動場、旧市内小学校で開催

「若い力」を全員で演技していた。
学校数の増加や交通事情により一斉開催が困難になる。

昭和47年度~平成元年度

小学校体育交歓会

市内の近隣校下の7ブロックに分かれ開催。

器械運動、球技、綱引き、リレー、水泳などが行われていた。
水泳はのちに金沢市立小学校水泳交歓会として単独で実施するようになった。
7ブロック開催となったことで、「若い力」の演技を実施する学校としない学校に分かれた。

平成2年度

小学校ブロック体育大会

市内7ブロックで開催

平成3年度~

金沢市立小学校連合体育大会

平成3年度は雨天中止、平成4年度から再び金沢市立小学校6年生全員が金沢市営陸上競技場に会して「若い力」の演技を行っている。

平成5年度まで男子生徒は上半身裸で演技していたが、平成6年度より全員体操服での演技となる。

金沢市立小学校連合体育大会 北陸朝日放送ニュース映像