第2回国民体育大会のメイン会場

様々な競技が実施されました

第2回石川国体では、陸上競技のほか、ラグビー、馬術、自転車、マラソン(発着点)などの競技も行われました。そして、昭和天皇御臨席のもと、小学6年生約4,000人による「若い力」の集団演技が初めて公の場で演技されたのもこの競技場なのです。

陸上競技
ラグビー
自転車

大正14年に皇太子だった昭和天皇の御成婚を記念して造られたこの競技場は、昭和22年に開催された第2回国民体育大会(石川国体)において昭和天皇ご自身が御臨席されました。

今では、全国植樹祭、全国豊かな海づくり大会、国民文化祭とともに四大行幸啓のひとつとされる国民体育大会の御臨席ですが、その始まりとなった記念すべき大会が開かれたのがこの競技場なのです。

現在は第2種公認競技場ですが、第2回石川国体の際には、第1種公認競技場として必要なサブグラウンドがなかったため、現在の泉丘高校のグラウンドをサブグラウンドとして認めてもらい、大会期間中のみ第1種公認競技場として公認されました。

競技場内の配置は、大正14年の開場時は現在とほぼ同じ配置でしたが、第2回石川国体の時は、現在の国旗掲揚棟の位置がホームストレートと本部建物となっており、東西が逆だったようです。

昭和22年の国体開催時の図面